しょうが湯(おもてなしの作法)

先月、毎年恒例の京都セミナーに行ってきました。
セミナーの充実した余韻が残っている中、新幹線の時間が少しあったのでコーヒーでも飲みたいと思い,駅中のお店に入ってみました。

メニューを見ましたら京都ならではの品々が載っていましたので”しょうが湯”を頼んでみました。
どういう”味なのだろうか”と興味深々に待っていましたところ、しょうが湯に付いてきた品がありました。

小さなお皿に”黒い・小さな豆が3粒”
しょうが湯の茶碗に寄り沿う様に出されてきました。

先ず、しょうが湯を一口飲んで、小さな黒い豆を一粒、手に取って食べてみましたら、これが何とも言えない味わいを醸し出しているのです。硬い豆を噛みこむと、口の中にパーッと拡がり、ちょっと温めのしょうが湯とマッチングしてくるのです。

何しろ、3粒しかないので一粒、一粒、名残り惜しい気持ちをもって、戴きました。

古都、京都ならではの作法の中に、伝統の”おもてなし”を垣間見ることができました。
”日本の文化”でもある”おもてなし”は”ことば”で引き継がれるものではなく、”作法の中に”あるいは、”心”を伝えているものだとしみじみと感じさせられた一瞬でした。

新幹線に乗ったら、”唾液”が程よく出て来て、味わいのある品を戴いた余韻を残こして、幸せな気持ちと共に、帰路に就きました。

 

2015年4月 7日 | “体の裡”感ずるままに

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