はじめに
セルフケア
- 2017.11.10
整体指導者といえども、疲れたり、痛みが出たり、風邪をひいたりして辛いときがあります。
しかし、10数年に渡って薬やサプリメント、医療機関に頼ったことはありません。
(歯医者さんは別として)
症状(病気)を上手に経過することによって、健康生活を送っています。
ここに載せている内容は、私が実際に体験し、またご縁のあった方に指導させて頂いて、効果が高かった方法をまとめたものです。
(1)人体力学体操
セルフケア
- 2017.11.9
自らが行う整体操法として位置づけている重要な技術です。
<一般的な体操との違い>
1)一般的な体操は、
1.動く処を繰り返して動かすために、動かなかく働きの悪い処には変化がなく体の機能の改善は至らない。
2.みんなで同じ体操を同じように行う。
人それぞれ、体の特徴も違えば仕事による体の使い方も違う、疲労部分も違うはずなのに同じ体操を同じように行っている。
2)人体力学体操は
1.動かない・働いていない一点を見つけて、動く処を使って動かない一点に力を集めて動きをつけていく。
動かないところが動き出すことによって全体の力の流れがバランスよく動き出してくる。
2.オーダーメイドの体操
個人個人の体の特徴に合わせてオーダーメイドで行っていく。
(2)温浴法
セルフケア
- 2017.11.8
温めることによって、身体のゆるみ、末端まで血液やリンパ液・体液の流れが良くなり、自然治癒力を高めてくれる働きがあります。

現代の人は、汗の匂いが嫌い、化粧が落ちるとか、汗をかくのを嫌って、汗をかかなくてすむ、或いは、汗を抑えるような生活をしているため、発汗機能が低下しています。
入浴することによって、汗をかき、汗をかける体質がつくられます。
1)全身浴
身体の状況に応じて、湯温や入浴時間を調整して、体調を整えていきます。
1. 精神的・肉体的疲労のある人、体調の悪い人
ぬるめのお湯につかります。
2. 頭が疲れている人
熱めのお湯に入り、時間は短くさっと入ります。(2〜3分)
3. 汗をかきにく体質の人
①最初ぬるま湯に入りながら、徐々に温度を上げて汗をじんわりかいていきます。
(温度を急激に上げては、交感神経が緊張し、血圧が上がってしまうことがありますのでご注意ください)
②2度湯をする
ぬるまの湯を使ったあと、身体を洗ったりして、再度入る時に高めの湯温にします。
(温度の変化が発汗を促します。)
------------------------------------------------------------
2)部分浴
足首や膝、肘などの体の一部分をお湯につけます。
その部分の硬直をしていた処がゆるみ、その部分と関連性のある処に刺激が拡がっていきます。
1. 足湯
両方の足首のくるぶしの中央までつける方法です。
①お湯の温度は、普段お風呂に入る温度よりも3〜4度高めにします。
②注し湯をしながら4〜6分温めます。ひたいにじんわり汗が出て、両足が真っ赤になるまで行います。
③両足を一度出して、タオルで良く拭き取って、赤くなっているかどうか確認します。
赤くなっていなかったり、部分的に赤くなっていない処がある場合は、注し湯をして、当初の温度を保ち、
赤くならない側の足を再度入れます。
④両足が赤くなるのを確認して終わります。

【効 用】
手足の冷え、扁桃腺やのどの痛み、足の疲労、生理痛や婦人科系の疾患、
腎臓の弱っている人などに効果があります。
風を引いたときは、発熱する前に行うと経過が早くなります。
(注)妊娠中の方は、決して行わないでください。
------------------------------------------------------------
2. 脚湯
両脚の膝の中央までお湯につけます。
やり方は、コップ1〜2杯の水を飲んでから足湯と同様の方法で行います。
浴槽の縁に腰掛けますと、丁度お湯の高さが膝の中央あたりになります。
上半身は着衣のまま行ってください。
【効 用】
消化器形が原因(食べ過ぎ)となって風邪をひいた人や、消化器系の異常(胃が重い・胃痛・下痢など)。
慢性的な腰痛などの症状に効果があります。
(注)就寝前に行って汗を拭いたらすぐ布団に入るようにすると、寝ている間に体が弛みます。
汗をかいたら、必ず、乾いたタオルでよく拭きとり、着替えをすることが大切です。
------------------------------------------------------------
3. 腰湯
腰から下(ズボンのベルトの位置)までお湯に入ります。
やり方は、コップ1〜2杯の水を飲んでから、普段入っている温度より3〜4度高めのお湯に4〜6分入ります。
ひたいにじんわりと汗をかいて、腰から下の皮膚が赤くなります。
乾いたタオルでよく拭き取ることが大切です。
【効 用】
腰からの下の疾患、術後の経過が悪い人の回復などに使います。
------------------------------------------------------------
4. 肘湯
左右の腕の肘から先をお湯に入れます。
やり方は、コップ1〜2杯の水を飲んでから足湯などと同様に行います。
片方だけ赤くならない場合は、赤くならない方だけ継続して入れて、両腕が真っ赤になり、
上体にうっすら汗をかくまで続けます。

【効 用】
肋骨大胸筋の硬直がゆるみます。
呼吸がしにくいとき、気管支炎の症状、呼吸器系の症状、肺炎、寝違い、肋間神経痛などに効果があります。
------------------------------------------------------------
部分浴の注意事項
1.これらの部分浴は、入浴ついでにやったのでは効果はありません。
入浴前後4時間は開けて、単独で行ってください。
2.私がよく利用している方法をご紹介します。
身体の疲れ方や、その時の気分によって、部分浴や全身浴を選択します。
パソコンを使ったときなど、目や腕・指先の疲労で肩や首がこっている場合の時は、肘湯をやってすぐに寝ます。
部分疲労をとってから休みますと熟睡できます。
そして、朝、全身浴をやってから仕事に出かけるようにしています。
また、この逆もよくやります。
夜は、全身浴である程度の疲労をとってから就寝し、朝、残っている部分疲労を部分浴を用いて解消していくなどしています。
(3)蒸しタオル法
セルフケア
- 2017.11.7
蒸しタオル法は血液の循環を促し、痛みや不快感などの症状を緩和し、自然治癒力を促進させるための補助療法として大変優れた効果が有ります。
(原理)
症状の出ている処に、直接、熱い蒸しタオルを当て、冷めたら又熱くして当てることを数回(三〜五回程度)繰り返します。
蒸しタオルを当て始めた時は熱いタオルが、数分後には冷めてきます。この数分間に起こる温度の差が筋肉をゆるめ、血液や体液の循環を促進して、痛みや不快感の原因になっていたこれらの老廃物が、体外に排出されることにより、症状が緩和されます。
--------------------------------------------------
<やり方>
1. 準備するもの
普通のタオルで、少し厚手のものを使います。
2. 蒸しタオルをつくる
(やけどをしないように、ゴム手袋などを使用してください)
①熱湯を使う場合
熱湯に浸したタオルの両端を持ってねじりながらしぼります。
②電子レンジを使う場合
たてに四つ折りにしたものに水をたっぷり含ませ、軽くしぼって、一分から一分半程度加熱します。
③蒸しタオルの大きさ
四つ折りしたものをさらに半分に折った程度の大きさにします。
3. 当てる処
①後頭隆起の下のくぼみから首にかけて当てます。
②症状のある処に直接当てます。
4. 時間と回数
1枚のタオルを使用し、3〜5分症状のある処に当て、冷めてきたら再度温めて3〜5回繰り返します。
5. 一度で症状の改善が出来ない場合
時間を置いて繰り返します。 大人は8時間おき、子供は6時間おきに行ないます。
--------------------------------------------------
<目 的>
1. 後頭部にあてる場合
後頭隆起の下のくぼみ(ぼんのくぼ)から首にかけて蒸しタオルを当てます。
ここは延髄と呼ばれる部分で、神経が背骨から脳につながり、血管や心臓、消化器、呼吸器など、生命維持にかかわる中枢部分となっています。
そこに刺激を与えることによって、脳への血流がよくなるだけでなく、自律神経の働きなどが正常に調節されてきます。 また、子供がひきつけなどを起こした時など、意識を回復する場合にも用いることがあります。
【効 用】
頭痛・風邪・発熱・歯痛・中耳炎・花粉症・精神的イライラ・ストレスによる肩こりなどの症状が緩和されます。

2. 症状のある処へ直接当てる場合
痛みや不快感のある処へ直接蒸しタオルを当てます。生理痛・便秘などわかりにくい場合はご相談下さい。
【効 用】
アトピー性皮膚炎・ゼンソク・眼精疲労・肩こり・腰痛・関節炎・便秘・腹痛・生理痛などは、直接蒸しタオルを当てると効果的です。
【注】アトピー性皮膚炎の場合は、蒸しタオルを当てることによって、ひどくなったように見える時期がありますが、それは一時的なものです。 熱→温→冷→熱の温度変化が刺激となって、汗腺や毛穴が拡張するため、詰まっていた代謝物が出てきて、ひどくなったように見えることがありますが、出しきってしまえば落ちついてきます。

眼精疲労の場合
ホームページを公開しました
セルフケア
- 2017.11.6
阿部整体柏室のホームページをご覧頂きまして、誠にありがとうございます。 この度、WEBから最新情報をお届けできますようホームページを公開いたしました。 今回、パソコンだけではなくスマートフォンからの表示も見やすくいたしました。 是非ご利用ください。 今後とも阿部整体柏室を宜しくお願い申し上げます。